美味しいコーヒーが飲みたい。
コーヒー好きじゃない人でも思うことでしょう。
でも、美味しいコーヒーがどんなものか知っている人って案外少ないのでは?
自分が普段飲んでいるコーヒーは、世間一般から見て美味しいのか美味しくないのか。
こうした基準すら分からない人がほとんどでしょう。
そこで今回は美味しいコーヒーとはどんなコーヒーか、より美味しくコーヒーを飲むための方法などについて説明していきます。
案外カンタンなことで、きっとあなたもビックリするはず。
美味しいコーヒーとはどんなコーヒー?
まず「美味しいコーヒー」とはどんなコーヒーかについて説明します。
人それぞれ好みが違うため、すべての人に当てはまるものではありませんが、多くの人が美味しいと認めるコーヒーとは以下のようなものです。
・濃さがちょうど良い
・濁りがない
・酸化していない
・冷めていない
味については苦みやコク、甘みや酸味などの好みが分かれるため「これが一番美味しい味だ」と一意に決めることはできませんが、どんな味のコーヒーでも上に挙げた4点をクリアしていれば美味しいと言っていいです。
逆を言えば、上記4点のどれか、もしくは全てに当てはまるコーヒーは美味しくないコーヒーと言えましょう。
そう考えると、美味しいコーヒーを飲むための方法が自ずと分かってきます。
コーヒーを美味しく飲む5つの方法
端的に言えば、上記の4点を回避すれば美味しいコーヒーが飲めると言うこと。
ということで、珈琲を美味しく飲むための方法を見ていきましょう。
1.使う豆をケチらない
まず、使うコーヒー豆をケチらないこと。
コーヒーの袋には「カップ1杯分の豆(約8グラム〜10グラム)」と書かれていますが、これでは少ないです。
コーヒーメーカーなどを使って4杯も5杯も一気に淹れるのならカップ1杯で豆10グラムは適当かもしれませんが、カップ1杯分だけを淹れるならもう少し豆を多くしましょう。
おすすめはカップ(喫茶店とかで出てくるくらいの大きさのカップ:約120cc)1杯につき15グラムのコーヒー豆。
マグカップ(180cc程度)を使うならコーヒー豆は20グラムが適量です。
ここをケチると、なんだか薄っぺらい、味も香りもしない美味しくないコーヒーになってしまいます。
また、少し濃いめの味が好きならさらに豆の量を増やしましょう。
ちなみに私は150ccの小ぶりのマグにコーヒー豆を20グラム使いますが、それでも濃すぎることはなく芳醇な味わいのコーヒーに仕上がります。
2.淹れ方にこだわる
コーヒーは淹れ方にも注意が必要です。
こだわればどこまででもこだわれるのですが、そうなるとマニアの世界になってしまいますので一般のコーヒー好きでもできる範囲での淹れ方を紹介しますね。
まず、豆の量はしっかりと量ること。
20グラムを計量カップなどで量ってはいけません。
はかりを用いてちゃんと重さを量りましょう。
20グラムは20グラムです、19.5グラムでもなければ20.5グラムでもありません。
ここを適当にしてしまうと味がばらついてしまいますよ。
そして注ぐお湯の温度は85℃が最適です。
沸騰した手のお湯で淹れると香りが飛んでしまいますし苦みの強調されたコクのない味になってしまいますから、沸騰後1分程度置いてからお湯を注ぎましょう。
また、最初に豆全体を湿らす程度のお湯を注ぎ30秒ほど蒸らします。
これをやるとやらないとで、味わいは全く違ってしまいます。
面倒がらず、しっかりと蒸らしましょう。
その後はゆっくりと、数回に分けてお湯を注ぎます。
こうすることで、豆のおいしさがしっかりと抽出されます。
3.コーヒー豆は開封後2週間以内に飲み切る
コーヒーは空気に触れるとどんどん酸化していきます。
酸化すると味自体が酸味のあるものに変化し、香りも弱くなってしまうため美味しくありません。
挽いてある豆なら開封後2週間が美味しく飲める限界です。
焙煎した豆の状態なら1ヶ月程度は大丈夫ですが、それでも日に日に酸化は進んでいきます。
とにかく開封したら早めに飲みきるのが美味しく飲むためにはとても重要です。
もっともおすすめなのは「生豆」を買ってきて自分で焙煎するのがいいです。
生豆は通常3〜4年は風味の変化がありませんので、100グラムくらいずつこまめに焙煎して、無くなったらまた焙煎する、を繰り返すのがもっとも美味しいコーヒーを飲める方法です。
しかし焙煎には専用の器具が必要になるため、ここまでやる人は少ないのが現状でしょう。
焙煎までしなくとも、豆は挽いていない豆のままを購入し、飲む都度挽いて飲む。
これがおすすめですね。
美味しいコーヒーが飲みたいなら、横着は厳に慎むべきですよ!
4.淹れ立てを時間をかけずに飲む
珈琲を淹れたら、冷めないうちに飲みきりましょう。
コーヒーは冷めていく過程で徐々に酸化していきますから、風味もどんどん落ちていきます。
よく喫茶店などで1杯のコーヒーをチビチビと1時間もかけて飲んでる人がいますが、ああいう飲み方はもっとも美味しくない飲み方です。
あれは珈琲を飲みに来ているのではなく、本を読んだりスマホをいじるために来ている人たちですから、決して真似しないことです。
淹れたてを短時間で、せいぜい10分〜15分くらいで飲みきるのがおすすめです。
5.都度淹れる(作り置きしない)
よくコーヒー好きの人が、何回も淹れるのが面倒なのかポットに大量に淹れて飲んでいるのを見かけますが、アレはもっとも美味しくない飲み方のひとつです。
ポットに入れればいつまでもアツアツのコーヒーが楽しめる、とか言っていますが決してそんなことはありませんから。
ポットの中で徐々に温度が下がっていき、それに伴って酸化が進みます。
1時間くらい経ったポットのコーヒーなんて、不味くて飲めたものではありません。
面倒でも飲むたびに豆に湯を注いで美味しいコーヒーを淹れましょう。
コーヒーを美味しく飲むコツとは
とはいうものの、上に挙げた5つの方法をすべて守るというのは結構大変かもしれませんね。
もっとお気軽に美味しいコーヒーが飲みたい人におすすめの「ちょっとしたコツ」をふたつほど紹介しておきます。
ひとつ目はカプセルコーヒー。
これは1杯ごとのカプセルをコーヒーメーカーにセットすることで都度入れ立ての珈琲が飲めるものです。
カプセルコーヒーメーカーはいくつものメーカーから発売されていますが、一番のおすすめはネスプレッソです。
ネスプレッソをおすすめする理由は
・カプセルの種類が最も多い
・サードパーティからもカプセルが発売されている
の2点です。
つまりいろんな味が楽しめるということ。
これ、結構楽しいですよ。
ふたつ目はプロに淹れてもらう。
これは簡単に言えば喫茶店に行って飲むということです。笑
コーヒーのプロが美味しいコーヒーを1杯1杯丁寧に淹れてくれる喫茶店で本当の美味しさを心ゆくまで堪能するのも悪くないと思いませんか?
結局のところ
今回は珈琲を美味しく飲むための5つの方法と2つのコツについて紹介しました。
どれも「ちょっとひと手間」を加えるだけで、今までとは比べものにならない美味しいコーヒーが飲める方法ですので、是非ともお試し下さいね。
ということで、今回はこの辺で。
最後までお読みいただきありがとうございました。