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代車で1日乗り倒したアバルト595が予想以上に面白くて欲しくなってしまった件

代車で1日乗り倒したアバルト595が面白くて欲しくなった

先日、我が愛車のFIAT500を法廷点検(12ヶ月点検)に出すためにディーラーに持ち込んだところ、代車がなんとアバルト595 turismo でした。

この車、試乗したいと言っても事前の予約が必要だったり、試乗できてもディーラーの近所をぐるっと1周するくらいだったりして、その面白さを知るのは難しいのが現状。

そんな車が今回、点検の代車として提供されたため、ほぼ1日乗り放題状態に。

というわけで今回はこのアバルト595 turismo のインプレッションをお届けします。

 

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なんだかんだ言ってもイタリア車は面白い

なんだかんだ言ってもイタリア車は面白い

私がFIAT車のオーナーになって早9年。

日本でも人気の高いFIAT500にはじめて触れた9年前は、そのデザインも然る事ながら乗り味にノックアウトされました。

はっきり言って日本車は品質は良いかもしれませんが、車としての面白さが皆無。

どのメーカーの車に乗っても全然面白くない。笑

車を単なる移動手段と考えるなら、クセのない挙動と多少乱暴に乗っても壊れない程度の品質があれば何でも良いということになりますが、そうは考えない人が世の中にはたくさんいるんですよね。

だから各メーカーとも恐ろしくたくさんの車種を販売しているし、それらがどれもそこそこ売れている。

つまり、車に移動手段以外の「何か」を求めていると言うことでしょう。

でも実際に国産車に乗ってみると、これがどれもこれも面白くない。

小さくて取り回しのしやすい軽自動車に乗っても、国産高級車に乗っても、結論は同じ。

面白くない。

ということは、多くの人は車を選ぶ際に「面白さ」という尺度では選んでいないと言うことが分かります。

車に面白さを求める人は自然と外国車に食指が伸びるのは、ある意味当たり前ですね。

 

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で、私も30年以上前から外国車一筋なワケですが、ここでひとつの疑問が出てきます。

外国車なら何でも「面白い」のかよ?

ドイツ車、フランス車を乗り継いで感じたことは「外国車だからって面白いとは限らない」と言うこと。

ドイツ車は日本車に近いテイストの車が多く、取っ付きやすいのですが面白みという意味ではほとんど魅力なしですし、フランス車は日本人の感性とは全く違う部分で車作りをしていることは伝わるのですが、だからといってそんなに面白いわけでもない。

まあドイツ車よりは面白いですけどね。笑

で、9年前にイタリア車はどうだろう・・・と思いディーラーに出向いたわけです。

そこでFIAT500を見て、そのデザインの可愛らしさと他にはない個性にガツンと。

そして試乗してみたらこれが思った以上に面白くて、こんなに面白い車があったんだと感動すらしました。

それから9年間、私の愛車はFIAT500です。

いまどき2気筒エンジンというのもビックリですし、排気量が900ccもないのにブンブンと良く吹き上がるエンジンは信じられないくらい楽しい。

むかし、友人がランチャに乗っていてそれを運転させてもらったときと同じような「体がゾクゾク」するような感覚があったんです。

車が違ってもイタリア車の伝統なのかもしれませんね。

 

愛車を点検に出したら代車がアバルト595

愛車を点検に出したら代車がアバルト595

で、法廷点検の時期になったんでディーラーに持ち込んだところ、代車として出してくれたのがアバルト595 turismo だったんです。

FIAT500でもすごく面白いのに、それをさらに過激にパワフルにしたのがアバルト595だから、これが面白くないはずがない。

そう思ってディーラーから借り受け、さっそく走り出したのですが・・・

あれ?

FIAT500とそんなに変わらない・・・?

確かにエンジンは1400ccに載せ替えられパワーも倍以上なのだから、普通に考えてすごくパワフルだと思っていたのに、実際に走らせてみると挙動が予想以上に穏やか。

なんだアバルトってこの程度かよ!

と思ったのですが、これはノーマルモードの場合でした。

ダッシュボードにあるSPORTモードボタンを押すと、独立して据え付けられているターボメーターに「SPORT」の文字が。

そしてメーター周りの液晶表示も刺激的なデザインへと変貌。

なにより走りが全く別の車のように変わってしまいました。

 

羊の皮を被ったオオカミとはまさにこのこと

羊の皮を被ったオオカミとはまさにこのこと

先ほどのノーマルモードと同じアクセルの踏み具合だと、いつまで断ってもギアアップせず2速でガンガン加速していきます。

走っているのは一般公道ですから、すぐに前の車に追いついてしまう。笑

そしてアクレルを緩めてギアが3速に上がる際にはガクンと強い変速ショックが。

何もかもいきなりスパルタンに豹変してしまいました。

ボタンひとつ押しただけで全く別の車になったような激しい変わりように、ただただ愕然としてしまいました。

はっきり言って一般公道でSPORTモードで走るのはやめておいた方が良いというのが私の感想です。

だってあまりにパワフルすぎて交通量の多い道ではストレス溜まってしまうでしょう。

この車は一気に加速できるサーキットのような場面が似合う・・・正直なところ。笑

ノーマルモードで走れば普通には走れますが、それなら何もムリしてアバルトを買う必要は無いでしょう、FIAT500で十分です。

こんな羊の皮を被ったオオカミみたいな車が普通に買えてしまうのが少々可笑しいのでは・・・と思ってしまいました。

 

これ1台ですべて賄うのは無理がある

これ1台で全てを賄うのは無理がある

ここまでアバルト595 turismo を1日乗り回した感想をお伝えしてきました。

はっきり言って、ここまで過激な車が国産車と変わらない値段で買えてしまうというのは驚きです。

だからといって万人にお勧めできる車では決してありません。

だって、あまりにクセが強くておとなしく乗っているのが苦痛になる車ですから。

さらに長距離ドライブなどにも全く向いていません。

足回りは固く社内のノイズはかなり大きいし、シートもスポーツタイプで長時間座っていると疲れてしまいそう・・・

これとは別に普段使いのおとなしい車を持っている人が、遊び心で持つには最高な車ですが、これ1台で全てをこなそうと考えているなら間違いなく痛い目を見ます。

そういう意味では車を複数台所有できる贅沢が許される人のみが持てる車と言えるでしょう。

 

結局のところ

今回は代車で1日乗り倒したアバルト595 turismo について紹介してみました。

面白さで言えば、面白い車だらけのイタリア車の中でも上位にランクされるオモシロ車と言えましょう。

しかし、いざ本気で購入を検討するかと訊かれれば答えは「ノー」です。

そこは利用と現実、どうしてもギャップが出てしまうということでしょうか。

2台持てるなら、欲しいな(ムリムリ笑)

 

ということで、今回はこの辺で。
最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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