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床暖房にするとゴキブリが冬でも大量発生するって本当?床暖房のメリットとデメリットに迫る!

床暖房にすると冬でもゴキブリが出る?

念願のリフォームで寝室とリビングを床暖房にしたところ、冬場にもかかわらずゴキブリが大量発生するようになった・・・

こんな話をときどき聞きます。

冬にもかかわらずゴキブリって・・・笑

あいつら夏にウジャウジャと湧いてくるから冬はいないと思っていたのに。

床暖房にする前は冬にゴキブリなんて見かけたこともないのだから、やっぱり床暖房が原因なのか?

そんなワケない、ということを今回の記事でしっかりと説明していきますね。

 

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そもそもなぜ冬はゴキブリが出ないのか

お恥ずかしながら、私はつい最近までゴキブリは冬を越さずに死んでしまうと思っていました。

別に誰かに聞いたわけでもなく、調べたわけでもありません。

毎年、陽気が良くなってくるとどこからともなく姿を現し、寒くなってくると姿を見かけなくなる・・・だから春に生まれて冬の前に死ぬと信じて疑いませんでした。

ところが友人が自宅をリフォームした年の冬に大量のゴキブリが出たという話を聞き、

え、ゴキブリって冬はいないんじゃないの?

と思っていたために凄く驚きました。

調べてみると、ゴキブリは冬場でもしっかりと生きていることが分かりました。

私が調べた結果を簡単に紹介しますね。

日本には4種類ほどのゴキブリが生息していて、種類によって寿命は3ヶ月から3年とかなりばらつきがあります。

ただし寿命の大半は幼虫で過ごすため、私たちが家の中で見かける黒くてテカテカしてやたらと素早く動き回る雄姿(すなわち成虫)はせいぜい半年くらいです。

ゴキブリは寒さに弱く、気温が22度くらいになると本格的な活動を開始します。

だから4月とか5月くらいになると、よくお見かけするようになるんですね。笑

で、秋になり涼しくなってくると彼らは家の中に暖かいところでじっと静かにして過ごします。

家の中で暖かくて人目に付かない場所といえば、冷蔵庫の裏側とかキッチンの奥の方の目立たない場所とか、使わないものをしまって積み上げてある段ボール箱とか・・・

そしてこの冬場に彼らはせっせと卵を産みます。

最近の日本の家屋は密閉性が高く、冬場でも家の中はそこそこ暖かいため、こうした見えない場所で卵が孵化しゴキブリ一家は大家族になっていくんです。

ゴキブリは冬でもしっかりと生き続けている、ということですね。

息を潜めて暖かい季節が来るのをじっと待っているんです。

 

床暖房にすると本当に冬でもゴキブリが出るのか?

さて、本題に入りましょう。

床暖房にすると冬場でもゴキブリが出る、というのは本当でしょうか?

結論から言うと、これは「嘘」です。

床暖房は床そのものを暖めて部屋全体を快適な温度に保つ暖房装置ですが、これにより室内はムラなく暖かくなります。

そうすると普段はタンスの裏や冷蔵庫の裏側でじっと息を潜めているゴキブリたちは「あれ、もう春が来た?」とか勘違いしてフラフラと出てきてしまう・・・

まあ、こんな考えから「床暖房にすると冬でもゴキブリが・・・」とか言われるんじゃないかと。

確かにタンスの裏側や冷蔵庫の裏側にゴキブリが潜んでいれば、出てくるかもしれませんが、夏のうちにしっかりと駆除をしてあれば床暖房があるなしにかかわらずゴキブリは出てきません。

つまり床暖房は2次的な原因であり、1次的な原因は部屋の見えないところにいるゴキブリ一家を駆除できていないこと。

通常は床暖房にすれば床下の空間が床暖房設備で埋まるため、ゴキブリの侵入経路もなくなりますから、一般的にはむしろ床暖房にした方がゴキブリは出にくくなります。

 

で、床暖房は良いのか悪いのか

床暖房はある意味、理想的な暖房器具と言えます。

エアコンや温風ヒーターは短時間で部屋を暖めますが、空気を循環させるため室内のほこりを舞い上げるし乾燥しがちです。

またパネルタイプのオイルヒーターは暖まる範囲が狭く、広い部屋ではなかなか暖かくなりません。

この点、床暖房は床面全体が熱源となり部屋全体を暖めます。

当然ですがファンがないためほこりを舞い上げたり乾燥したりすることもありません。

いちど使用してみると分かりますが、室内の温度はそんなに暖かくなくても足もとがぼんやりと暖かいだけで不思議と寒さを感じません。

そういう意味で、理想的な暖房器具なんですね。

しかしデメリットもあります。

まず、気軽に導入できないこと。

床に暖房設備を張り巡らすわけですから、それなりの工事が必要になります。

タイプにもよりますが、既存の床に重ね貼りする方法で1畳あたり5万円〜8万円、床を全部貼り替える場合は1畳あたり10万円前後かかります。

それ以外に、床を暖める熱源も必要です。

こちらは電気式、ガス式などありますが、どちらも数十万円はかかってしまいます。

そういう意味ではザックリと50万円〜100万円くらいはかかると考えて良いでしょう。

ただし電気代はファンヒーターなどと比べると半分近くまで下がります。

初期費用はかかるものの、長く使う前提で考えるとさほど高いものではないんですね。

 

結局のところ

今回は床暖房について説明してきました。

床暖房にすると冬場でもゴキブリが出るというのは嘘だとご理解いただけましたか?

他の暖房器具は室内の上の方が暖かく足もとはなかなか暖まらないものですが、床暖房は逆に足もとから暖めるため設定温度が低めでも寒くありません。

初期投資は大きめですがランニングコストは低く抑えられるため、リフォームのタイミングなどで床暖房にすることを検討してみては如何でしょうか?

 

ということで、今回はこの辺で。
最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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